銀座十字屋で使われていたレコードの袋(ドーナツ盤サイズ)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya8.jpg)
レコード屋さんで、何かレコードを購入すると、
その店特製のオリジナル袋に入れてくれましたが、
写真のものは「銀座十字屋」にて使われていた
レコードの袋(現物)です。
紙製で、ジャケット付きのドーナツ盤が(商品として)
入るサイズの大きさです。
普通のシングル盤、EP盤などで入れてくれたのでしょうね。
私自身が近所の(中古レコード屋ではなく)新品の
レコード屋さんから、よく購入していた昭和50年代は、
どこもビニール製の袋で、紙製の店はなかった気がします。
紙だと雨降ったら、濡れてしまいますよね(笑)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya7.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya6.jpg)
裏面には、レコード・レーベルのロゴが印刷されています。
邦楽のレーベル(例えば、東芝、テイチク、日本クラウンなど)は
入っていませんが、当時の日本のレコード会社が
扱っていた洋楽レーベルも全てではないことを考えますと、
原則的には(例えばアメリカの「Liberty」の音源は、
最初にキング・レコードの「London」レーベルでレコードが
出されたりしていたので)、
まだこれらの洋楽レーベルしか日本で扱われていなかった時代
の袋なのかも知れません。
もし、この推測が当たっているならば、
ドーナツ盤が日本で発売される昭和29年から、
他のレーベルがドーナツ盤で取り扱われる
昭和31年(1956年)末頃まで?に使われた
レコード袋のように思いますが、
間違っていたらスミマセン・・・あくまで推測です(苦笑)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya2.jpg)
この袋の裏側は、切れ目が入れてあり、
先頭を折り返して差し込み、封をするような作りになっています。
銀座十字屋にて、誰がどんなレコードを
お買いになって、この袋に入れられたのか・・・を
想像していました(笑)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya3.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya1.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya5.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/06/jujiya4.jpg)
銀座十字屋にて使われたSP盤の袋も過去に御紹介しておりますので
よかったら、合わせて御覧ください。