銀座十字屋で使われていたレコードの袋(ドーナツ盤サイズ)

同じものが2枚ですが、左右の印刷の色味が微妙に違います。

レコード屋さんで、何かレコードを購入すると、
その店特製のオリジナル袋に入れてくれましたが、
写真のものは「銀座十字屋」にて使われていた
レコードの袋(現物)です。

紙製で、ジャケット付きのドーナツ盤が(商品として)
入るサイズの大きさです。
普通のシングル盤、EP盤などで入れてくれたのでしょうね。
私自身が近所の(中古レコード屋ではなく)新品の
レコード屋さんから、よく購入していた昭和50年代は、
どこもビニール製の袋で、紙製の店はなかった気がします。
紙だと雨降ったら、濡れてしまいますよね(笑)
 

裏面です。

裏面には、レコード・レーベルのロゴが印刷されています。
邦楽のレーベル(例えば、東芝、テイチク、日本クラウンなど)は
入っていませんが、当時の日本のレコード会社が
扱っていた洋楽レーベルも全てではないことを考えますと、
原則的には(例えばアメリカの「Liberty」の音源は、
最初にキング・レコードの「London」レーベルでレコードが
出されたりしていたので)、
まだこれらの洋楽レーベルしか日本で扱われていなかった時代
の袋なのかも知れません。
もし、この推測が当たっているならば、
ドーナツ盤が日本で発売される昭和29年から、
他のレーベルがドーナツ盤で取り扱われる
昭和31年(1956年)末頃まで?に使われた
レコード袋のように思いますが、
間違っていたらスミマセン・・・あくまで推測です(苦笑)
 

封をしている状態です。


この袋の裏側は、切れ目が入れてあり、
先頭を折り返して差し込み、封をするような作りになっています。
銀座十字屋にて、誰がどんなレコードを
お買いになって、この袋に入れられたのか・・・を
想像していました(笑)
 

上部の封を開けた状態。
分かりやすいように、封を少し開けた状態。
切り込みに先頭部分を入れていない(ただ折り曲げている)状態。

 
銀座十字屋にて使われたSP盤の袋も過去に御紹介しておりますので
よかったら、合わせて御覧ください。