洋楽に対しての意味で「邦楽」のカテゴリーを作ってみましたが、
本来の意味では「日本の伝統音楽」のことを指すと思います。
しかしながら、外国の曲でも、アーティストが日本人だと
邦楽扱いにすることもあります。
これは例えば、アメリカで活躍した日系二世のアメリカ人
音楽家タク・シンド(Tak Shindo)氏は日本人ですが、
昭和30年代に来日しては吹き込んでいたレコードは、
外国の曲でも「邦楽」扱いで、アメリカのレコード会社から発売された
彼のアルバムが日本盤として発売されると「洋楽」扱い
になっているという具合でした。
なので一応、日本国内で発表された日本人アーティストの
作品のカテゴリーということで、
SP盤時代以降の作品についての記事をリストします。

写真右側は、昭和38年発売のLPレコード
『ミュージック・ドライブ・イン』
です。
当時、横浜新道、箱根新道、名神道路などのハイウェイが
続々出来てきて、恋人達との楽しいドライブ気分を
夢見るような企画のようです。“コージ・カヤシマとスイング・ハウス”
ほか4組のアーティストによるオムニバスで、当時話題の
テレビ映画『ルート66』のテーマから、「バックシートに娘が七人」
「夜霧の第二国道」など12曲が収録されています。
写真左側は、ナショナル住宅のCМソング『家をつくるなら』の
プロモーション版(ソノシート)
です。1970年代初め頃
らしいですが、歌っている加藤和彦さん以外にも、
他の人のバージョンでもコマーシャルがありましたね。

邦楽に関する記事の一覧

◎昔の『鈴本演芸場』が表紙のソノシート音源『お好みかくし芸大会』月の家円鏡さん、他

◎日本で有名な、お正月にかかる琴の演奏曲『春の海』と、謎のレーベル「Grand Prix」

◎思わぬ録音に残っていた日本人 作曲家の、ある日の声 〜 そして誰も知らずに消えゆくレコード

◎『パンダちゃん音頭』の思い出にびっくりの『ブラブラブ~』東芝ICブライトロンCMソング

◎伊福部 昭 作曲「50年後の日本」~日本の自然と日本人の夢~

◎漫画家、富永一朗さんの訃報を知って・・・