主演の江原真二郎 氏による挨拶と歌の吹き込み

SP盤(エス・ピー・バン)とは、
まだドーナツ盤もLP盤も誕生していない時代からあるレコードです。
多くは78回転ですが、古いものには80回転や76回転などの
多少の差をつけたものもあります。
記録盤(音溝が彫れるように柔らかく出来たレコード盤状のもの)に直接、
リアルタイムで音を刻んで行く録音形式のため、
磁気テープのように編集や加工ができず、真剣勝負の「一発録り」になり、
SP盤そのものが、マスター音源と同じ意味のものになります。
録り直しの出来ない一発勝負の録音ですから、吹込みの終わりの方で、
言い間違えたりして失敗してしまうと、また最初から録り直さなければ
ならないために、集中力を要した熱い吹込みになっていると言われています。

編集の出来る磁気テープ録音をマスター音源にするようになってからも、
SP盤は作られておりますが、その時代の多くには
ドーナツ盤と合わせて出ていることも多く、あまり価値はないかも知れません。
しかしながら、磁気テープによる録音が主流であっても、
SP盤しか媒体が無いものについては貴重かも知れませんね・・・

江原真二郎 氏の直筆サイン入り

SP盤に関する記事の一覧


◎江戸時代の優雅なムード『六段』

◎銀座十字屋にて使われたレコードの入れ物・・・

◎終戦記念日を思う、8月15日・・・「米英撃滅」というタイトル類を見て

◎力道山(プロレスラー)が吹き込んだ、宣伝のレコード

◎ある過去の空間のエネルギーに触れる 出口王仁三郎 氏ほか

◎インスピレーションで復活させた「時間を超えた音声の体験」出口王仁三郎ほか

◎録音は、いつから古いものと解釈するか? 大正時代からの音声ドキュメント

◎江利チエミさんの「もう誰も知らない?」SP盤レコード◎未発売テイク

◎テレビ朝日系『日曜洋画劇場』のかつてのエンディング・テーマを演奏したアーティスト、モートン・グールドの初(ファースト)レコード!