アメリカのテレビ映画『Laramie』(邦題『ララミー牧場』)放映当時のテレビ・ラジオのコマーシャル音源

ロバート・フラージョン・スミスの主演で、
1959年からアメリカで放映された
テレビ映画『Laramie』(邦題『ララミー牧場』)
というのがありました。

日本では昭和36年6月から、
NET(現:テレビ朝日)より毎週木曜日の夜8時~9時
の時間帯で放映されていたそうです。
この番組の最後に出て来る“淀川長治氏のお話コーナー”に
人気があったらしく、これがそのまま
後に同局(テレビ朝日)で始まった、あの
日曜洋画劇場』(モートン・グールドのエンディング曲が印象的な)
の解説役につながったそうです。

このアメリカのオリジナル『ララミー牧場』の放映当時、
スポンサーだった企業が、宣伝のために
コマーシャル音源を残していました。
一般市販品ではなく、非売品で、スポンサー企業の
取引会社や、お得意先に配っていたようです。

スポンサー企業の当時書類によると、
1962年9月25日放送分(シーズン4)から、
26週間のスポンサー契約だったようです。
だいたい6か月(半年)間ということでしょうかね。

スポンサー企業による当時の書類です。
書類の一部分です。
こちらも書類の一部分。レス・バクスター楽団を使った旨が書かれています。モザイクを入れている部分は、ラジオ版アーティストの名前です。
このサインをされている方は、当方復刻CD『ララミー牧場のCMとテレビ西部劇テーマ』(EH-718)のジャケットに写っています。この中の誰かは、ライナーに書いてあります(笑)


テレビ版コマーシャルの作曲と演奏は、
ムード・ミュージックの大家としても知られる
レス・バクスターが担当しています。
3バージョンあり、これが当時のアメリカのテレビから、
番組放送中に流れていた訳です。

そして、同時期に、ラジオでもコマーシャルを流していて、
こちらも3バージョンあります。
ラジオ版は、それぞれ3組のヴォーカル・グループの
アーティストに依頼していて、当時はこの
ヴォーカル・グループ3組ともに、アメリカ国内で
物凄い人気だったそうですが、日本ではあまり馴染みが
無いかも知れません。

日本語版のテーマ主題歌のレコード(一般市販品)です。

ちなみに、昭和36年6月から放映された
日本での『ララミー牧場』のテーマは、
吹き替え版で、別物になっています・・・
つまり、アメリカで放映されたテーマ音楽とは違うものですね。
2つの主題歌があって、

ララミー牧場』歌:デューク・エイセス(邦人コーラス・グループ)
井田誠一 作詞、寺岡真三 編曲

ワイオミングの流れ者』歌:藤田 功
東島竜次 作詞、岩崎宏康 作編曲

のレコードが当時、日本ビクターより発売されました。
 

復刻CD『ララミー牧場のCMとテレビ西部劇テーマ』(EH-718)
※日本の吹き替え版のテーマは収録していません。

ララミー牧場』放映中に、アメリカの
テレビとラジオから流れていた実際のコマーシャル音源(上記に説明のもの)
を復刻CDにさせていただきました。
別サイトの懐的音館にて、お分けしております。
そのテレビと、ラジオのコマーシャルに加え、
美しいストリングス演奏によるテーマ(オリジナル曲のカバー)
も収録させていただいておりますので、もしよろしかったら(笑)
※日本の吹き替え版のテーマは収録していません。

『ララミー牧場のCMとテレビ西部劇テーマ』(EH-718)
https://edison-international-records.com/product/718 

テレビ版コマーシャル(3つの内の1つ) ラジオ版コマーシャル(3つの内の1つ) ストリングス楽団によるオリジナル版テーマのカバー演奏 (再生ボタンを押すと音声ファイルを読み込みます。音質は製品と同じではありません。)