『世界の裏の裏』(Mondo Balordo) 1964年製作、イタリア映画
映画題名:世界の裏の裏
原題:Mondo Balordo
製作国:イタリア
監督:ロベルト・ビアンキ・モンテーロ
音楽:コリオラノ・ゴーリ(ラッロ・ゴリ)、ニニ・ロッソ
1964年製作、上映時間93分
本邦公開:昭和39年6月、カラー、スタンダード・サイズ、モノラル音声
日本では『世界の裏の裏』という題名で、
昭和39年6月から公開されたらしいのですけれども
よほど話題にならなかったのか、資料は少ないです。
ロベルト・ビアンキ・モンテーロ監督が
「意外な現実」を紹介するために、
世界各国の裏側にスポットを当てたという記録映画。
性奴隷、同性愛、偽装した女性観光客、
アジアの特殊な売春宿など、
主に夜の世界を扱ったものらしく、
イタリアの彼らから見た「外国人との価値観の違い」を
表現したのではないかと思われます。
音楽は1966年製作のイタリア映画『真昼の用心棒』
(本邦公開:昭和42年1月)他を手掛けた、
コリオラノ・ゴーリ(ラッロ・ゴリ)ですが、
トランペットのムード・ミュージックで有名なイタリアの
ニニ・ロッソも、メインタイトル他を自作自演しております。
当方復刻CD
『ヴィンテージ・サウンドで楽しむフィルム・ミュージック「世界の裏の裏」&
「楽園を求めて(青い目で見たニッポン)」編』(EH-664)
に、その部分を収録させていただいております。
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