「外側16 2/3 回転、2番目33 1/3 回転、3番目45回転、内側78回転」


     


 

昔のルービックキューブのように
上手く回せば何かが開き・・・ なんて。

この部分だけ抜き出して見るならば、
何かの暗号のようにも、思えてしまいます(笑)






      ?








現物は、レコード用のストロボ・スコープです。

まだ精度が良くなかった時代の、
昔のレコード・プレーヤーで
回転速度をチェックしたり、微調整するために
多く用いられていたようです。

ボール紙製のものは、案外残っているので
市場で見かけることがあります。

このサイトの『レコードの種類と歴史』
タイトル画像に使っている
ステレオのプレーヤー部には、回転数を
微調整するツマミが付いているので、
写真のようなストロボ・スコープを
用いながら、回転数を合わせることができます。

使い方は、このストロボ・スコープを
レコード・プレーヤーに置いて
回転させます。蛍光灯の光が当たる所で見て、
それぞれの回転数が合っていれば
棒状に印刷された部分が「止まって」見えます。
回転数が合っていなければ、
そのまま棒状のものが回っている見え方です。

でも、最近のレコード・プレーヤーには
ほとんど、必要ないと思いますが・・・

現在も、レコード用のストロボ・スコープは
オーディオテクニカや、オルトフォンジャパンなどで
販売されてはいますが、
“どれも16回転のレコードは測れない!” のです(苦笑)
そう思うと、これは稀少ですよね。

ただ、16回転のかかるレコード・プレーヤー
そのものが、ほとんどありませんけど(笑)

ちなみに、この写真のは、
レコード用のストロボ・スコープとしての
商品ではなく、硬質のソノシートの裏面なのです・・・ 

さて、何が録音されていると
御想像でしょうか??? 

そして、このソノシートの回転数は? 
まさか・・・16回転!?

© 2025 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)

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