『欲望のブルース』『行かないで』ベルト・ケムプフェルト楽団の日本盤シングル 〜 レコード・ジャケット2種類のイメージ

写真は、『真夜中のブルース』『星空のブルース』で大ヒットさせた、
ドイツの楽団リーダー、ベルト・ケムプフェルト楽団の
シングル(ドーナツ)盤です。
昭和36年(1961年)6月に、日本グラモフォンから発売されました。
ベルト・ケムプフェルトが自ら
指揮台に立って送る「夜のムード」・・・とのことで、
A面が『欲望のブルース (The Aim of My Desire)』、
B面が『行かないで (Stay With Me)』
の2曲ですが、
“夜のムード” ということで2つの曲名を連想するには、
男女、恋人に対してのこと、なのでしょうね。
トランペットのソロは、チャーリー・タボールという奏者が
担当しているそうです。

ドイツの作曲家メッサー(Moesser)による
『欲望のブルース』は、夜の恋人に対しての欲望でしょうか。
ラテン系の感じですが、怪しいムードではないです。
そして、楽団リーダーのベルト・ケムプフェルト (Bert Kaempfert)
自身が作曲した『行かないで』・・・は、
タイトル通り、恋人のどちらかが、
相手に対して要求している曲名でしょうか。
ちょっと、ゆっくりめの美しいムードです。
恋人に依存しようとして執着しているような感じではなさそう(苦笑)


昔のシングル盤には、内容が同一でも、
絵柄やデザインの違うレコード・ジャケットが存在することも
多々あり、このベルト・ケムプフェルト楽団の
レコードでも絵柄の違うものがありました。
初期・後期といった発売時期なのか、東京・大阪での
場所の違いなのか、その辺は不明ですけれども、
レーベルのデザインも2種類あり、御紹介してみました。


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