マーキュリー・レコードからのビジネス・レター(追記編)
マーキュリー・レコードから送られて来た
ビジネス・レターの中には、“サンプル盤を同封”している
という記述があるものもありました。
どの程度のサンプル盤(見本盤)レコードが
同封されていたのかは分かりませんけれど、
おそらくドーナツ盤であったと思いますので、
シングル盤とLPアルバムからの
2つのタイプを御紹介します。
↑ これは、シングル盤として発売された
ドーナツ盤での見本盤。
「Promotion Record」と書かれた、白いレーベルのものが一般的です。
↑ こちらは、LPのレコード・アルバムで
発売された作品から、4曲を抜き出し、
EP盤(ドーナツ盤のスタイルで、片面に2曲ずつ入っています)
にした見本盤です。
マーキュリー・レコードから発売されたLPレコードでも、
かなり初期のものです。
「ムード・ミュージック(Mood Music)」と書かれて
いますように、これは良い感じの
ムード・ミュージック(ムード音楽)です!
このLPレコードのアルバムは、
当方復刻CD『ダイニング・ルームのムード』(EH-667)
として、御紹介しています。
高級シェラトン・ホテルのダイニング・ルームにて
流れていた素晴らしい演奏で、
当時の上流階級の人々のリッチなひとときの
ムードも伝わって来るようです・・・
↑ そして、今度は少し後の時代になりますが、
同じようにLPレコードのアルバムからの見本盤です。
表紙のカラフルなイラスト部分は、
他のタイトルでも流用できますね(笑)
左上にモノクロで載っているデザインのものが、一般市販品の
LPレコードのジャケットの(予定)絵柄です。
↑ 見本盤ではありませんが、マーキュリー・レコードの
一般市販されたEP盤のスタイルは、こんな感じです。
↑ これは日本のキング・レコードから発売されていた
マーキュリー・レーベルの日本盤。
当ブログのオールディーズのコーナーで、ダイアモンズの「リトル・ダーリン」
を取り上げましたが、このレコードの写真は撮らなかったので、
思いついて持って来ました(笑)なので写真の場所も違いますが・・・
日本盤では「プロモーション」でなくて「宣伝盤」と表記されていますね。
↑ ついでに、日本で発売された
マーキュリー・レコード(レーベル)のドーナツ盤 第一号が、
写真のもの。
キング・レコードから昭和32年(1957年)3月に発売されました。
パティー・ペイジの「リピート・アフター・ミー」
「ママ・フロム・ザ・トレイン」です。
ヴィック・シェーン楽団が伴奏になっていて、
この楽団の美しいムード・ミュージックも当方復刻CDで
作らせていただいております(笑)
(特別編に続く)