マーキュリー・レコードからのビジネス・レター(後編)
アメリカのマーキュリー・レコードから
商用で使われたビジネス・レターの一部を
御紹介しておりますが、宛名とか用途によって
上部のデザインが違っていたのかも知れません。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/03/news1.jpg)
2枚写っている上の写真で、
下にある書類は、Kenny Myers氏の書名入り。
日付は1956年1月4日です。
マーキュリー・レコードの新しいアーティストや
作品の紹介ということで、
前置きの挨拶とともに記事が書かれております。
マーキュリー・レコードの人の、
アーティストに対する感覚と言いますか、
当時の彼らの思いが伝わって来るような書類です。
写真の手前(上側)になっている書類には、
書名がありません。
日付は1956年1月10日です。
こちらは、アーティストのレン・ドレスラー(Len Dreslar)の
シングル・レコード(ドーナツ盤およびSP盤)に
ついての説明書きと言いますか、
宣伝のような感じの文章が書かれており、
1955年12月15日録音の「These Hands」、
1956年1月4日録音の「Now After all These years」
のリストがあります。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/03/news2.jpg)
1956年1月5日付で、Kenny Myers氏の書名があります。
ビジネス書類なので、最初に一般的な挨拶のようなものが
書かれています。
そして、当方復刻CDでもお馴染みの
リチャード・ヘイマンや、ジャン・オーガストの
レコードの魅力について触れられていました。
彼らは、とても興味深い作品であることを強調しています。
続いて、ヴォーカル・グループの
クルー・カッツによるシングル・レコード
「エンジェルズ・イン・ザ・スカイ (Angels In The Sky)」
が毎日売れていて、彼らの別の一面である
ロックン・ロール・スタイルも定番になっており・・・(云々)
といった説明がされていました。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/03/news3.jpg)
この手の書類が一番多いかも知れません。
1956年1月10日付。
新譜レコードのリスト
(レコード番号、曲名、アーティストの表記)に、
多少の情報が付け加えられているようなスタイルです。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/03/news4.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2022/03/news4-others.jpg)
(追記編に続く)