マーキュリー・レコードからのビジネス・レター(後編)
アメリカのマーキュリー・レコードから
商用で使われたビジネス・レターの一部を
御紹介しておりますが、宛名とか用途によって
上部のデザインが違っていたのかも知れません。
2枚写っている上の写真で、
下にある書類は、Kenny Myers氏の書名入り。
日付は1956年1月4日です。
マーキュリー・レコードの新しいアーティストや
作品の紹介ということで、
前置きの挨拶とともに記事が書かれております。
マーキュリー・レコードの人の、
アーティストに対する感覚と言いますか、
当時の彼らの思いが伝わって来るような書類です。
写真の手前(上側)になっている書類には、
書名がありません。
日付は1956年1月10日です。
こちらは、アーティストのレン・ドレスラー(Len Dreslar)の
シングル・レコード(ドーナツ盤およびSP盤)に
ついての説明書きと言いますか、
宣伝のような感じの文章が書かれており、
1955年12月15日録音の「These Hands」、
1956年1月4日録音の「Now After all These years」
のリストがあります。
1956年1月5日付で、Kenny Myers氏の書名があります。
ビジネス書類なので、最初に一般的な挨拶のようなものが
書かれています。
そして、当方復刻CDでもお馴染みの
リチャード・ヘイマンや、ジャン・オーガストの
レコードの魅力について触れられていました。
彼らは、とても興味深い作品であることを強調しています。
続いて、ヴォーカル・グループの
クルー・カッツによるシングル・レコード
「エンジェルズ・イン・ザ・スカイ (Angels In The Sky)」
が毎日売れていて、彼らの別の一面である
ロックン・ロール・スタイルも定番になっており・・・(云々)
といった説明がされていました。
この手の書類が一番多いかも知れません。
1956年1月10日付。
新譜レコードのリスト
(レコード番号、曲名、アーティストの表記)に、
多少の情報が付け加えられているようなスタイルです。
(追記編に続く)