たった4時間の催事のために作られたソノシート(昭和37年4月27日、帝国ホテル)

その昔、ハンドバック「アクセント」の株式会社 好美屋を
筆頭に、セーター「キャラバン」の株式会社 キャラバン、
アクセサリー「マロン」の株式会社 栗木工芸社、
ブラウス「シエラ」の株式会社シエラ、
子供服「白樺」の株式会社 白樺、そして、
婦人靴「セブンティーン」のリリー製靴、の6社からなる、
ジャパン・アンサンブル・センター(J.E.C.)
というのがあったらしい。

これらの企業の見本市?のような催事に思われますが、
その宣伝のために作られたソノシート(レコード)です。
時は、昭和37年4月27日(金曜日)、
午後1時から5時までの4時間。
場所は、東京の有楽町駅近くの「帝国ホテル」新館
スカイルーム8階591室にて行われたようです。
1日間だけ・・・しかも午後からの4時間だけの
催事のために、ソノシートで宣伝とは予算かかってますよね(笑)

この案内状を兼ねたソノシートは、
中央区日本橋の「向南運輸株式会社」の取締役(個人名)宛てに、
新橋局から料金後納郵便にて送られたようです・・・

ソノシートからは、
当時の音が蘇って来ました・・・事務局の企画担当の
高野さんの声でしょうか。日本人を対象にしたイベントと
思われますが、何故にフランス語の案内説明から入るのか
意味不明です・・・で、ムード・ミュージックをバックに
日本語の説明がなされ、またフランス語の挨拶?
があって、数分間による「サマー・アンサンブル・フェア」の
案内が終わります。


ある日に行われた4時間のフェアが終わり、
このソノシートが作られた目的、役目も終わりました。
そして・・・約59年もの時間が経ち、
過去の催事として、インターネットで紹介されるなんて、
きっと彼らは思ってもみなかったでしょうね(笑)