ロサンゼルス・タイムスの古い録音
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2021/04/blog-2018-02-5.jpg)
新聞の紙面による文字情報は、
立派な記録であるのと同じように、
音声による録音も大変に貴重な記録の素材です。
この手のものは、古書と同じように、
ある意味で偶然の遭遇として入手するか、
これを持っている人から直接に
譲っていただくしかありません。
ロサンゼルス・タイムスが、大阪万博での
コマーシャル音源を録音したラッカー盤
(ダイレクト録音の記録盤)や、
写真にある稀少的価値のある録音素材などから、
新たに文字と録音の両方による
美術的(情緒的)資料を作れたらと思っています。
興味のある方にしか、必要の無いものですけれども、
このようなものを形に残してこそ、
それがまた文化として受け継がれるものと思います。
ダイレクトに録音された記録盤は、わりと早くに
劣化してしまうもので、
運良く巡り合えて入手した時には、
既にボロボロの状態になっている
というのも少なくありません(苦笑)
『レコードのムード』冊子編Vol.1 にて紹介している
東郷平八郎 氏と思われる肉声の録音など、
もっと忠実に音を拾える方法は無いかと
考えたりしますが、過去の材料は
時間とともに風化していく一方です・・・
もちろん、国会図書館などでやっている
アーカイヴもありますけれど、いろいろな録音を
「音の蒐集」として(提供させてもらって)
共に楽しみながら、知の欲求を満たして行きたいと、
今日も考えるのでした(笑)
これは2018年2月に当方ブログに記載していた記事です。