ロサンゼルス・タイムスの古い録音
新聞の紙面による文字情報は、
立派な記録であるのと同じように、
音声による録音も大変に貴重な記録の素材です。
この手のものは、古書と同じように、
ある意味で偶然の遭遇として入手するか、
これを持っている人から直接に
譲っていただくしかありません。
ロサンゼルス・タイムスが、大阪万博での
コマーシャル音源を録音したラッカー盤
(ダイレクト録音の記録盤)や、
写真にある稀少的価値のある録音素材などから、
新たに文字と録音の両方による
美術的(情緒的)資料を作れたらと思っています。
興味のある方にしか、必要の無いものですけれども、
このようなものを形に残してこそ、
それがまた文化として受け継がれるものと思います。
ダイレクトに録音された記録盤は、わりと早くに
劣化してしまうもので、
運良く巡り合えて入手した時には、
既にボロボロの状態になっている
というのも少なくありません(苦笑)
『レコードのムード』冊子編Vol.1 にて紹介している
東郷平八郎 氏と思われる肉声の録音など、
もっと忠実に音を拾える方法は無いかと
考えたりしますが、過去の材料は
時間とともに風化していく一方です・・・
もちろん、国会図書館などでやっている
アーカイヴもありますけれど、いろいろな録音を
「音の蒐集」として(提供させてもらって)
共に楽しみながら、知の欲求を満たして行きたいと、
今日も考えるのでした(笑)
これは2018年2月に当方ブログに記載していた記事です。