トップスのレコードで、トップスのチョコレートも楽しむ夕べ
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/tops1.jpg)
ラジオで吉田照美さんが
「トップスのチョコレートは美味しい」という旨の事を
話していたのをたまたま聴いて、
「トップス」というチョコレートがあることを知りました。
「トップス」と言えば、私にとっては
アメリカのレコード会社のレーベル「Tops」を
思い浮かべてしまうため、
そのチョコレートの話が頭に残っていました・・・ら、
それから2、3日も経たないうちに
写真の「トップスのチョコレート」を
偶然にも、いただきました(苦笑)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/tops5.jpg)
あぁ、これが話題にされていた
「トップスのチョコレート」なんだと、
ある意味不思議な気持ちになりました。
チョコレートの販売者は、
東京は港区赤坂の「株式会社トップス」。
会社のホームページ(https://www.akasaka-tops.co.jp/)によると
“トップスは1964年東京の赤坂、
旧TBS会館内にオープンしました。”
とありました。
もう60年も続いている老舗だったんですね。
ちなみにレコード会社の「Tops」とは無関係ですので念のため。
写真のは『ボールクッキー チョコ&プレーン』という商品で、
チョコレートの付いたクッキーです。
既にチョコの包は食べてしまったので、
写真に写っているのはプレーンだけです・・・(笑)
吉田照美さんがラジオでおっしゃっていた通り、
美味しかったです。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/tops6.jpg)
さて、レコード・レーベルの「トップス」ですが、
カール・ドシェイ(Carl Doshay)、
サム・ディッカーマン(Sam Dickerman)他が、
カリフォルニア州ロサンゼルスにて1947年に設立した会社
『トップス・ミュージック・エンタープライズ』
から誕生したレーベルです。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/tops3.jpg)
最初、この会社は、
ジュークボックスに入っていたレコードを
(レコードを入れ替える時に)買い取り、
その中古レコードを食料品店や薬局で販売していたようです。
1952年からレコード事業に乗り出し、
「TOPS」レーベルのレコードが誕生します。
LPレコードは1954年から発売しているようです。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/tops4.jpg)
大きなレコード会社に対抗するため、
低価格にて販売する方法で成功し、
売上を大きく伸ばしました。
格安のレコードですから、
当然にレコードジャケットや盤の質も
それなり・・・の作りになっています。
でも当時、このレーベルの売りは、
美女を起用したジャケットにあり、これは後の
中古レコードとしても、
コレクターの目を惹くような価値があります。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2024/03/top2.jpg)
ムード・ミュージックの10インチ盤サイズのLPレコードです。
レコード番号は、超レアの「L-605」ですが、同内容の12インチ盤は珍しくありません。
アーティストは、アル・サック楽団(Al Sack Concert Orchestra)。
レコードは1954年頃の発売ですが、既に アル・サックは1947年12月に亡くなっております。
レコードの内容としては、
まだ新人で無名だった頃のアーティストや、
音楽の組合に加入していないミュージシャン達をメインに
起用しているため、全体としては、
低く評価される傾向があります・・・しかしながら、
中には、物凄いお宝録音もあったことが、発見されています(笑)
そんなお宝録音があることも知らないまま、
偶然にも私が高校生の頃に購入していたLPレコードが、
まさしく「このレーベルのお宝の一つ」でありました(苦笑)
これは、ずっと後にアメリカの中古レコード屋の
オーナーから教えてもらって驚きましたが、
そのオーナーも、このLPレコードを私が持っていたのに
ビックリしていました(笑)
・・・で、この高校生の時に購入した思い出の
LPレコード作品を皆様と共有させていただきたいと、
復刻CDとして作らせてもいただいているので、
良かったら記事も御覧ください(笑)
以下のサイト『懐的音館』で、オススメの作品『未知なる儀式』(EH-683)の御試聴が出来ます。
© 2024 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)