『内気なジョニー (Johnny Get Angry)』ジョニー・ソマーズ
ジョニー・ソマーズという、可愛らしい女性ヴォーカルも
いいのですが、私には、印象的な出だしの伴奏部分に気を惹かれました。
アメリカでは1962年にヒットし、
日本では翌年1963年(昭和38年)春にヒットしたそうです。
写真は、当時、日本で発売された日本盤のシングル・レコードです。
1980年代中頃から聴き始めたオールディーズの
ラジオ番組で知った筆者にとっては、当初、
中古レコードも(メーカから発売された)復刻CDも見つけられず、
ラジオ番組を録音したカセットテープにて聴いていました。
でも同じ頃にディスカウント・ストアに安価(といっても、
1800円位はしていたような?)で置いてある、
聞いた事もないメーカーの復刻CDに入っているのを
見つけて購入しました(笑)
ところが、この手のものは、どういう訳か音質が悪く、
わざわざ購入したCDなのに、
自分が作ったカセットテープの方が音が良いという、
何だか不思議な経験をしてました(苦笑)
歌っているのは、ニューヨークはバッファローに
1941年2月24日生まれの
ジョニー・ソマーズ (Joanie Sommers) 、
本名はジョーン・ドロスト (Joan Drost)だそうです。
日本でも放映されていたテレビ映画『サンセット77』にも
出演していたとのこと。
この『内気なジョニー』では、
ジョニー (Johnny) という内気なボーイフレンドに対し、
ジョニー (Joanie) という女性が叱咤激励するという、
名前がややこしいですね(笑)
B面は、1959年製作のアメリカ映画『避暑地の出来事 (A Summer Place)』
(本邦公開は昭和35年4月)の主題歌です。
ワーナーの映画だから取り上げたという経緯でしょうか。
色んな楽団が、ムード・ミュージックとして
吹き込んでいる曲でもあり、
その場合は『夏の日の恋 (Theme from a Summer Place)』
という題名に置き換わっていると思います。
こちらは、パーシー・フェイス (Percy Faith) 楽団の演奏でヒットしました。
ジョニー・ソマーズによる、
アナログ・レコードの『内気なジョニー』&『避暑地の出来事』は、
復刻CD『資料録音(6)』(XP-10005)にて
収録させていただいております。
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