志村けんプロデュース「ヒゲ」のテーマ DO ME &B面のイントロに驚いたレコードと思い出


テレビ番組の『8時だョ!全員集合』が放映されていた当時の
子供達にとって、この番組は、土曜日の夜に観るのが
習慣になっていたような番組でした。

最初のコントが終わって歌の場面になり、
それから始まる後半のコントとして、1年間位? 続いていたものに
ヒゲダンス」というのがありました。
時期としては昭和55年(1980年)頃のことです。
加藤茶と、志村けんの2人だけが、
口ひげをつけたタキシード姿で出て来て、
ペンギンのような仕草の踊りをしながら、無言でする
大道芸のようなコントです。
普段は2人だけですが、時々、ゲストが加わっていました。

このコントをしている時に、
ディスコ・ミュージックのような、
ヴォーカルの入っていない演奏が、ずっとバックに流れていて、
筆者は音楽の方に気を取られていた気がします(苦笑)
学校でもドリフの「ヒゲダンス」は、とても流行っていて、
みんな彼らの真似をした踊りをやってましたね・・・筆者は
恥ずかしくてしませんでしたが(笑)

そんな中で、あるクラスメイトが
“ヒゲダンスの音楽はレコードで聴けるよ” と、
レコードが発売されているのを教えてくれて、
さっそく筆者も近所のレコード屋さん
(中古レコード屋ではなく、新品のみ扱うお店)に
行って見つけました!

★テレビでおなじみの ヒゲのコンビ!!★
「ヒゲ」のテーマ (B面 カラオケ「いい湯だな」)
演奏:たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ

レーベル:SMS(SM06-52)
1980年3月発売、定価600円

当時の子供としては、小遣いで600円調達するのも
案外大変なので、レコードなんて、
そうそう簡単に買えるような品物ではありませんでした(苦笑)
ですから、買うには相当に欲しいと
思っているようなものだけ、レコードを買うわけです・・・
まだ紹介してませんが、筆者にとっては、
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)
レコードなんかも買った時期でした。

また、この頃は、筆者が行きつけだった、
その “近所のレコード屋” から、
50メートル先位にレンタル・レコード屋(貸しレコード店)が出来て、
小学校のクラスメイト達は、みんなそこに通うようになってました。
でも、ヒゲダンスのレコードは、
シングル(ドーナツ)盤だったので、
多分、置いていなかったのでしょうね。
とにかく、筆者にとっては、
毎週土曜日の夜に聴いている、あのヒゲダンスの音楽が、
自分の好きな時に、自分だけのレコードで聴ける楽しみ
を得た訳です!(笑)

志村けんプロデュース
「ヒゲ」のテーマ DO ME


作:K.Gamble L.Huff
編曲:たかしまあきひこ
演奏:たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ


最初のイントロの後に、
同じフレーズが、繰り返されるスタイルで、
これをずっと気分良く聴いていました。
レコードの演奏時間は4分41秒ですから、
ちょうどいい時間かも知れません。

小学生のある一時期に、
散々、このレコードもかけて聴いていた後・・・
40数年という時間を経て、
再び針を下ろして聴いてみたら・・・懐かしくも、
やっぱりいいですね。
案外、飽きないものです(笑)

そして、B面は、

いい湯だな(カラオケ)
作曲:いずみたく


このレコードを近所のレコード屋さんから新品で買って来て、
最初にプレーヤーにかけた時のことを今も、
まだよく覚えていて・・・B面は、
イントロが少し欠けているんですよ!!!(苦笑)

当時、フルオート(全自動)のレコード・プレーヤーを使っていたので、
音溝の途中に針が下りてしまったのかと思い、
手でピックアップを持ち上げて、レコードの淵に置き直しても、
いきなり演奏の途中から始まるので
「おかしいなぁ・・・?」と思っていました。

子供の耳でも、どう聴いても演奏の途中から
始まっているように思えるんですね。
これも、A面のヒゲのテーマ同様、40数年という時間を経て
聴いてみましたが、やっぱり欠けているのは間違いないです。
レコードの制作ミスによるものなのでしょう。

この(イントロの一部が欠けていると思われる)レコードの
『いい湯だな』は、ザ・ドリフターズとして
昭和43年6月に発売している同曲『いい湯だな』の
カバー演奏のカラオケです。
演奏を評価すると、両方とも甲乙付け難いですが、
ザ・ドリフターズが歌っている伴奏の
“東芝レコーディング・オーケストラ” の方が豪華です。

(このレコードは、発売時に筆者はまだ生まれておりませんため、
当然ながら、中古レコード屋にて、中学生の時に購入しています)

“にほんのうた” シリーズより
いい湯だな(ビバノン・ロック)
作詞:永六輔
作曲:いずみたく 
編曲:萩原哲晶

レーベル:東芝音楽工業(TP-1661)
1968年発売、定価370円


ヒゲダンスのレコードは、
1980年の発売当時、近所のレコード屋さんから買っているので、
最初から新品で所有している訳ですが・・・
もう44年程の時間が経つと、入れてあったビニール袋(外袋)も
黄色く変色して、硬く、カリカリに変質していました。
レコード盤は、普通に聴けますけれど、
きっと盤も、多少なりとも変質劣化しているのでしょうね・・・ 
ジャケットも、多少のシミが出てきてしまってます。

このレコードは、「SMS」というレーベルで、
当時の筆者には知らないレコード会社でした。
正式名称は「サウンズ・マーケティング・システム
(Sounds Marketing System)
」だそうで、
1978年8月設立。
1988年に、会社は解散しているそうです。




ヒゲダンスのレコードより少し前から、
小学校では「カードメンコ」というのが流行っていました。
全国的に流行した、機動戦士ガンダムのプラモデル
同じ頃だったような気がします・・・古いですね(苦笑)
「ひげのおじさん」メンコも、当時、近所の駄菓子屋さんで
随分買ったので、大量にありましたが、少しだけ残ってました。
当り(ラッキーカード)が出ると、一冊もらえた
「フォルダー・アルバム」が2種類(2冊)あったものの、
一冊は処分してしまったのかも知れません・・・と言っても、
もう使い道ないか・・・と思いながら(笑)


© 2024 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)

上記、御紹介した「ヒゲダンスのテーマ」

志村けんプロデュース
「ヒゲ」のテーマ DO ME

作:K.Gamble L.Huff
編曲:たかしまあきひこ
演奏:たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ

は以下の2つのタイトルCDにて、お聴きになることができますので
リンク紹介しておきます。

ザ・ドリフターズ ゴールデン☆ベスト
(渡辺音楽出版株式会社)

ドリフだョ!全員集合(青盤)
(EMIミュージック・ジャパン)