ビートルズ『いい娘じゃないか』ジョン・レノン『イフ・ユー・ラヴ・ミー・ベイビー』トニー・シェリダン

日本で初めてビートルズ名義のレコードが
発売されたのは１９６４年（昭和３９年）２月５日でした。
筆者は、まだこの世に肉体を持っていない時代ですけれど、
２０２３年になった現在でも『ビートルズ』といえば、
日本には熱狂的なファンが多くいるそうです。
映画の内容には（試写会に参加しなかったので観ておらず）
触れられないのですが、２０２３年１月２７日から
ＴＯＨＯシネマズ系にて、ビートルズに関する記録映画
　

『ミスタームーンライト』
１９６６ ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢

が公開されるそうです。
この映画のために、筆者はアメリカの
キャピトル・レコード(Capitol Records)と、
東芝レコードの専務だった石坂範一郎 氏について、
資料提供をいたしましたので、
「レコード研究家」という肩書きでクレジット掲載を
いただいています。

そのビートルズですが、日本で『ビートルズ』の
シングル・レコードが発売され始めた
昭和３９年も６月には、既に８枚ほど発売され、
ビートルズ・ブームになっていました。
当時の定価３３０円の日本盤シングル・レコードを
買い求める若い人達は、きっと
大変だったことだろうと推測します・・・　

しかしながら、筆者が中古レコードを探し始めた
１９８０年代でも、ビートルズの中古レコードは
入手困難なばかりでなく、見つけても大変に高値でした。
でもビートルズの楽曲は、
当時のラジオ番組で頻繁に取り上げられていたため、
鑑賞する分には困らず、金銭的にも苦労して
中古レコードを入手するメリットが、
“筆者には”あまりありませんでした。
　

当時『キャント・バイ・ミー・ラヴ』が欲しくて
探していたものの、まぁ見つけても数千円して、
ため息ついて諦めてました・・・１９８８年５月に
アメリカで発売された復刻盤ドーナツを
当時に入手して聴きました（上の写真）。
シャカシャカして、軽いサウンドです。

日本盤シングル・レコード（上の写真）
ビートルズ
『いい娘じゃないか』ジョン・レノン
『イフ・ユー・ラヴ・ミー・ベイビー』トニー・シェリダン
は、昭和３９年７月１日に日本グラモフォン（ポリドール・レーベル）
にて発売されました。「ビートルズ」となっているのに、
Ｂ面のトニー・シェリダンとは誰か？　
物凄く混乱しますよね（笑）
ビートルズのメンバーにいた人なのかな？と・・・　
まだビートルズが下積みだった頃、
トニー・シェリダンというイギリスの歌手に雇われて、
バックをつとめた音源なんだそうです。
でも後にビートルズが有名になったから、
レコードの表記をトニー・シェリダンから
ビートルズにしたとのこと・・・歌手より楽団名の方が
有名な録音には、その手のものも
実際ありますけれど、そういう世界なんでしょうね。