ナット・キング・コールが歌った『アンフォゲッタブル』のアンリリース・バージョン
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2023/12/unforgettable-lp.jpg)
アンリリース、未発売、未公開・・・表現は色々ありますけれど、
日本だけでなく、世界でも、
一般市販のレコードとしては作られていない・・・という意味の
『Unforgettable(アンフォゲッタブル)』の録音があります。
この度、そんな貴重音源(アンリリース作品)を音楽が
お好きな方と共有させていただくために、当方復刻CD
『資料録音(16)』(XP-10016)
ポピュラー・ヴォーカルの楽しみ 〜
ナット・キング・コールの世界初公開音源?!編
にて収録させていただきました。
ナット・キング・コール (Nat King Cole) が吹き込んだ
『Unforgettable(アンフォゲッタブル)』のレコードは、
アメリカのキャピトル・レコード (Capitol Records) から、
1951年7月にシングル(ドーナツ盤と、SP盤)で
発売されたのが最初です。
レコード番号は「1689」で、B面は『Pretend』でした。
続いて、約3ヶ月後の1951年10月に
B面を『My First and My Last Love』に組み替えた
シングル(ドーナツ盤と、SP盤)レコード番号「1808」が
発売されています。以下の資料に掲載しています。
どちらも、ネルソン・リドル(Nelson Riddle)楽団による
ストリングスの伴奏が付いたもので、同一の録音です。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2023/12/unforgettable-catalog.jpg)
また、1952年に発売された10インチのLPレコード、
同名タイトルの12インチのLPレコードに入っている
『Unforgettable(アンフォゲッタブル)』も同一の録音です。
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2023/12/unforgettable-lp.jpg)
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2023/12/unforgettable-label.jpg)
他には、1961年のステレオ・バージョン、
1956年11月のステージ録音などがありますけれども、
上記のアンリリースの録音とは違い、
資料上でも発売されたものと一致する録音はありませんでした。
ただ、復刻CDに関しては、
ナット・キング・コールが吹き込んだ『Unforgettable(アンフォゲッタブル)』
の入ったものが世界中で膨大に出てますから、
ひとつひとつ調べる訳に行かないものの、当方のものは、
キャピトル・レコードにて吹き込まれた音源のため、
それに限ると間違いなく、
アンリリース・バージョンであると解釈いたしました。
© 2023 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)
『資料録音(16)』(XP-10016)
ポピュラー・ヴォーカルの楽しみ 〜 ナット・キング・コールの世界初公開音源?!編
![](https://record-music.com/wp-content/uploads/2023/12/CD-10016.jpg)