音の専門店「名曲堂」の愛好家優待 〜 レコード引換券
レコード引換券なんて、筆者が子供の頃には、
大抵の(新品のみを扱う)レコード屋さんで作っていたと思います。
時期としては、遅くても昭和50年代の後半頃まで
と思うのですが、
「券」と入れ替わりに「スタンプカード」になったお店も
多かった気がします。
「レコード引換券」というのは、今の「ポイント」みたいな感じですね。
お店によって基準は違いますが、レコード1枚購入につき1枚とか、
定価の500円につき1枚、とかで色々ありましたが、
とにかくレコードを購入すると、
そのお店で作っていた「レコード引換券」を配っていたんです。
それで、お店の定めた枚数まで集めると、
店にあるレコードと交換できるという仕組みでした。
写真の「レコード引換券」は、古本か何かに
挟まっていたものだと思うのですが、
有効期限があるのは初めて見ました(苦笑)
ふつうは、期限も無かったように思います。
さて、「名曲堂」と付くお店は、日本各地に沢山ありそうです・・・
印刷されている有効期間「昭和41年12月31日まで」と
ありますから、既に60年近く経っていることを
考えると、現在も営業しているかどうか・・・?
もちろん、筆者もまだ生まれておらず、知らないお店で、
詳細不明ですけれども、
電話番号の市外局番が「2」になっているので、
宮城県・山形県・福島県のどこか、ということになります。
このお店で、レコードを購入し、昭和41年12月31日までに、
写真の「レコード引換券」を10枚集めれば、
店内にある1500円のLPレコード1枚と交換できたということです。
もう残しておいても仕方のない紙片ですが、
“音の専門店「名曲堂」”のある時期の「レコード引換券」を
アーカイブしてみました。
この「レコード引換券」から、
お店と時代を想像してみるのも楽しいですね(笑)
© 2025 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)
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