温泉のムードを味わうために作られた『白鳥園ソング』 〜 長野県 埴科郡 戸倉町
白鳥園・・・複数の白鳥が泳いでいる池のような、モノクロ写真。
その写真の通りの場所、つまり、白鳥が飼われている公園のような
場所のイメージを持ってしまいました(笑)
昭和35年開業らしい『白鳥園』は、
長野県の温泉街、
埴科郡 戸倉町(はにしなぐん・とぐらまち)にあった、
レジャー的な要素を持たせた温泉施設だそうです。
(戸倉町は、2003年9月1日に、合併により千曲市になったそうです)
広い内湯の「マンモス風呂」、「プール」、「白鳥のいる場所?」
など、家族連れで団らんを楽しめる施設であることが
説明されておりました。
子供の頃は、私も随分と色々な場所へ連れて行ってもらいましたが、
このような昔ながらの “昭和の施設”・・・という感じの場所は、
時代の変化とともに消えつつあるのでしょうか。
写真のレコード(ソノシート)は、
白鳥園の開業5周年を記念して作られたそうです。
ですから、時期としては昭和40年か、41年頃?になるでしょうか。
お客の人数は、開業から84万人に達したそうで、
開業5周年を記念して、
皆様に温泉のムードを一層味わっていただくようにと、
「白鳥園ソング」を作りました(云々)・・・
と、掲載されております。
そして、一緒に収録されている「お茶目な白鳥さん」は、
子供に対するプレゼントとして作られた童謡だそうです。
実際に聴いてみれば、
確かに昭和30年代、40年代を思わせるような
コマーシャル・ソングで、これも時間の経過と共に
消えてしまう音楽文化のひとつ、なのでしょうか。
現在となっては、もう誰も知らない・・・・?
「白鳥園ソング」
作詞:相沢武雄
作曲:遠藤鉄雄
編曲:島谷正人
唄:白井清子
振り付け:花柳万利助
「お茶目な白鳥さん」
作詞:島谷正人
作曲:遠藤鉄雄
編曲:丸山博司
唄:白井清子
振り付け:後藤澄夫
追記:
この施設は2014年3月で閉園、以後に取り壊され、
2015年から新しい施設として運営されているそうです。
© 2024 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)