『淫魔』(Stewardesses)1969年製作、アメリカ
世界初の3D(立体)ポルノ映画として、
日本では昭和48年2月に公開されました。
テレビが普及し、何とか映画館へ客を呼び戻そうと
考えられた企画だったそうですけれども、
もともと3Dという立体映画は、
この映画よりも20年以上前にありました。
その時は、いわゆる「新しもの好きなお客さん」を
取り込もうという意図だったそうで、
今回は新しいエロの表現を前面に企画されています。
日本での上映当時のキャッチコピーは
『世界初の全篇90分 立体ポルノ!
轟々たる話題を呼び日本登場』
だそうです。
偏光ラインが入ったガラスつきのメガネをかけて観る、
3Dという立体映画は・・・“飛び出す映画” ということで、
スクリーンに映し出される
「快感にうねる横たわった女体」から、
巨大な乳房・・・そして、ヒップが、
観客の目の前で立体的に盛り上がり、
思わず手で触れそうな感覚になる趣向だそうです・・・・。
ロサンジェルス空港にいるジャンボ・ジェット機の
スチュワーデスたちが、
次の常務までの過ごし方を描いたストーリーとのこと。
その待機中の時間を過ごす、それぞれの
スチュワーデスたちは、
うねり悶えた女として「飛び出す肉体」を
スクリーン前の観客に披露するそうで・・・
当方でも既にご紹介している
『スチュワーデス(秘)SEX 花弁地帯をむしる』
(Die Stewardessen)のアメリカ版ともいわれております。
音楽は、ボリビア系アメリカ人の
ハイメ・メンドーザ・ナバ(Jaime Mendoza-Nava)が担当。
写真は、サウンド・トラックが入った、当時の宣伝用レコードです。