アメリカのテレビ映画『ギャラント・メン』昭和38年(テレビ朝日系)
テレビ映画『ギャラント・メン』
(原題:The Gallant Men)
アメリカのワーナー・ブラザーズが1962年に
製作した戦争映画です。
1回60分間の枠で、
アメリカでの放送開始は1962年10月から。
日本では、昭和38年(1963年)2月から、
テレビ朝日系で放映されました。
東芝音楽工業より、主題歌『戦場の恋』の
シングル・レコードが昭和38年2月に発売。
A面が番組のテーマ曲『戦場の恋』で、
B面は『アイム・ゴンナ・セットゥル・ダウン』という、
番組には直接関係のない曲が入っています。
歌っているのは、A面B面共に
エディー・フォンテイン (Eddie Fontaine)という
人物で、主役ではないものの劇中にも出演しているそうです。
伴奏は、ムード・ミュージックのレコードも出している
ドン・ラルク楽団。特に打楽器系のアレンジをしたものに
特徴のあるアーティストです。
当方復刻CDにも複数枚のタイトルがあります。
このレコードを中古で見つけたのは1980年代後半のこと。
横浜は関内にあった「ディスクプラザ」でした。
多分、当時高校生だったとは思いますが、
売値は2500円でした・・・結構高いと思いながら(笑)
赤盤で、多少の擦り傷はついていましたけれど、
当時の私にとっては未知の昔の番組曲で、
どんなものか聴いてみたく思ったのでした。
ですから、もちろんこれは内容を知らずして
冒険で買った中古レコードでした(苦笑)
主題歌の甘いメローディーが印象的なA面もいいですが、
面白い歌い方をしているB面のロックの方が
どちらかというとお気に入りです。
この当時のレコード独特の音は、当方復刻CD
『資料録音』(XP-10005) にて、どなたさまでも
お楽しみいただけるように、お裾分けしています。
中古で買った2500円は、当時の私にしても
結構高価だった値段ですけれども、30年以上経っても
また楽しむことのできる「現在の」幸せを
録音をもとにした楽しみで、
理解ある方と共有できたらと思いました。
ちなみに、放映当時の日本では、
主題歌が「日本版」に差し替えられていたそうです。
フランク永井による歌で、こちらも
シングル・レコードが発売されていました。
昭和38年に発売された日本のレコード盤による
オリジナル・バージョンのテーマは、当方の復刻CDでぜひ。
© 2023 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)